妹とハンドメイドマーケットへ

2019-04-01

さいたまスーパーアリーナのハンドメイド展へ

妹とさいたまスーパーアリーナで開催されたハンドメイドマーケットなるものに一緒に出かけた。その晩はうちに泊まり、翌日は近くにある日帰り温泉施設へというコース。

妹とは8コ歳が離れ、実家で会ったり妹宅に泊まるということはあっても、大人になってから二人だけで一緒に出かけるとかいうことはほとんどなくて、ちょっぴりドキドキ。

息子の大学進学が決まってほっと一息…なのかな、泊まりたいと言ってくれた。

ハンドメイドマーケットには、アクセサリー、バッグ、インテリア小物、洋服などたくさんの手作り品ブースが出ていて、すごい人、人、だった。中に入るまでも行列でびっくり。出品ブース約1700、来場者見込み4万人なのだとか。

出品されているものは私がイメージする「手づくり」より、ずっとずっとこなれた感じで洗練されていた。

手づくり=ダサいではだめなんだ。名刺やプライスカードの表記、ディスプレイ法、接客までそれぞれ工夫されていた。また手づくりのものを作るための素材や機械、ディスプレイのための商品を売る業者さんのブースもあって、「手づくり、手づくり感」という一大マーケットが存在していた。

なにより、出品者の方々、みんな熱があるな~と感心した。

こういうのはオリジナル性が大事だし、世の中にないものを作りたいとイメージして実際に作る、それをいくつも作る、それを売ろう、売るために値づけしたりパッケージしたり名刺やパンフレット作ったり…えらいなぁ。すごいなぁ。

妹はイヤリングやバッグなどいろいろ買っていたけど、私はまったく買わず。でも出品されたものや人、来ている人を見ているのが面白かった。

久しぶりの焼き肉、たった二日で遠のく『奇跡講座』

夜は私の希望で焼き肉屋さんに。肉は体に良くないかと思い何年か食べない時期があったけど、たまに無性に食べたくなることがある。

勢いづいて?イノシシ肉、羊肉、鹿肉までいただいてしまった。満足。

子どものこと、仕事のこと、飼っている犬のこと、近所のこと、自分がやっているインスタグラムのこと…妹は会ってからずっとおしゃべりしている。ひとりでいすぎて話すことがヘタになっている私とは大違い。

ハンドメイドマーケットでも出品者にも気軽に話しかける。二日間とても賑やかだった。

同じような環境で育っても、まったく違う。当り前か。

二日間自分の日常や『奇跡講座』とは遠い感覚で過ごして、妹が帰ったあとぼーっとしてしまっていた。

家族があり専門職の勤めを持ち、家事をして、休みにはフィットネスに行き、犬の散歩に行き、インスタグラムでコミュニケーションして、ハンドメイドマーケットで雑貨を楽しんで買い…という妹は、すごく真っ当な人間な気がした。

一方私は…

たった二日妹といただけで『奇跡講座』をリアリティがなくぼんやりしたものに感じた。

社会から逃げる口実みたいなツール、“負け犬の遠吠え”ならぬ、“負け犬の尻尾巻き”なんじゃと…

『奇跡講座』本来の在り方はそうではないと思うけど、私にとってはそういう側面もあるのかもしれない。

またしばらく一人でいたら感覚が変化するんだろうけど。

令和時代が始まる…

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