2018-08-16
高校野球、高岡商業、第3回戦
今日は、高校野球、富山県代表の高岡商業の三回戦があった。
テレビの前で手に汗にぎって応援した。
これまで関心も持ってなかったくせに、「ベスト8に入って」と願った。
が、惜しくも3-1で、大阪桐蔭(北大阪)に敗れた。
ざんねん!
でも、よく頑張った。とくにピッチャーの山田君が印象的だった。すっかりファンになった。
高校野球というのは、何しろ球児たちの顔がいいんだな。邪気のない前向きな表情を見ているだけで、心が洗われる。若さはピュアで美しいと感じた。
こういうふうに惹きこまれたのも、富山県勢が活躍していたからかな。
母と、水族館へ
富山市で最高気温38.1度を記録した昨日、母と小さな遠足に出かけた。
県内唯一の水族館、魚津水族館に出かけたのだ。
規模が小さな古い水族館だし、寂れているのかと思ったら大違い。お盆シーズンだけあって、小さなお子さんを連れた親子連れでずごく賑わっていた。
飼育員さんたちの手描きのPOPや心がこもった接客がいい感じ。
おしゃれじゃなくって、こういう、ふつうの、昔ながらの水族館がいいんだよな。
珍しい海の生き物に、母はいちいち驚いている。
エイは右利きのダイバーさんが餌の小魚を口に入れやすいように、左サイドから体を傾けてダイバーさんに近づく。
それを見た母は、
「エイってなんて賢いがー、頭いいね」(ただ口を開けてやみくもに泳ぐブリとは大違い)と、しきりに感心していた。
子どもの頃、親とこういうところに行ってこういうことがしたかったんだな。当時は両親とも自営業で忙しかったし、親と出かけたよい思い出がない。
友人たちに孫ができるような年齢にもなって、私はまだ満たされなかった子ども心を埋めようとしている迷子みたいだ。
最近は、童心に帰ってはしゃぐ母に、ふと自分が親のような気持ちになっていることもある。
老母と老娘という場違いな二人連れではあるけれど、昔ながらの水族館で和やかなひと時が過ごせて、癒された。
所要時間約4時間。それで50年前に願っていた時間を拾い集め、私の内なる子どもがうれし涙を流さんばかりに喜んでいる。
ありがとう、お母さん
今朝、お墓からお花やお供えものを撤収。2018年のお盆も終わった。
母はお墓に向かって、
「お父さん、私まだそっちには行かんちゃ。まだまだ元気でこっちにおるわ」と声をかけた。
私はほっとし、心強く感じた。
今回の帰省では、母に感謝を伝えたいと思っていたけれど、なかなか口には出せない。
一回ごとの家事や、気遣いに対して、「ありがとう」と言うのが精一杯だ。
ほんとうは、もっと大きな「ありがとう」を感じている。
子どもの頃は、厳格で怖い母を嫌い憎んでいた。だからこそ、そう思えるようになったことが、なにより、ありがたい。