暑さと、汗かぶれと、塗りぐすり

2018-08-02

30年に一度の異常な暑さに「自分は体」だと感じてしまう

昨日、気象庁が7月の暑さについて「30年に1度以下の頻度で起こる現象で、異常気象に該当する」と総括した。

「異常気象」という言葉は、この10年位頻繁に聞くような気がするが、それでもやはり7月の暑さは尋常じゃなかった。

8月も続くんだろう、この暑さ。

日中の日差しは、暑いというより痛い。

この日差し、日傘を差すとだいぶ和らぐ。男性で日傘をさしている人はあまり見かけないけれど、この異常の下では体裁より実を取ったほうがいい。体力が温存される。

ACIMでは、体を「エゴの偶像」とし、私たちが神から離れたと思い込んだ罪の意識が肉体を生み出して、それが外部に投影したものだと位置づけている。

そして、自分を肉体だと思うことは止めてそれに対する執着やこだわりは手放すように促されている(おそらく)。

しかしー

この尋常じゃない暑さの下では、逆に自分が肉体であることをまざまざと感じさせられる。

ACIMの理解がもっと深くなったら、暑さに対する耐性も高まるんだろうか。

汗かぶれで、負のスパイラル

今夏、生まれて初めて、「汗かぶれ」というのになった。

首から胸にかけて、痛痒ーい(>_<)

汗もかな?と思ったけど、それとはちがうらしい。

汗も」… 汗をかき続けたりした時に、汗を出す管が詰まり、肌の内部に溜まった汗によって水ぶくれや炎症を起こす症状。

汗かぶれ」… 汗をかいた後に、汗に含まれる塩分やアンモニア成分が肌の表面を刺激して起こる炎症。

汗かぶれは、結局、自分の汗が自分の肌を攻撃することで引き起こされるらしい。肌が乾燥しバリア機能が損なわれるとなりやすいのだとか。

まさに、私が体をリアルに感じるために、外に投影した攻撃性によって引き起こしているのだと言える。

いったん痒いのが気になると何も手に付かない。掻いちゃいけないとわかっているけれど、つい誘惑に負けて掻いてしまう。

ふひゃ~、気持ちいぃ~。

しかし、次の瞬間にはさらなる痛みと痒さが襲ってくる。そして肌はまた荒れる。

“負のスパイラル”だ。

あ゛~、手放さねば…。

私は体じゃない。体じゃない…

自分と同胞を分けている(と思っている)肌を、自らが攻撃して一人のたうっているとは、ひとり相撲も極まれり。

母の塗り薬に癒される

母が上京した際に、ある塗り薬を置いていってくれたことを思い出した。

亜塩華軟膏(あえんかなんこう)。

実家では万能の塗り薬みたいになんにでも使っていたが、名前がおどろおどろしい気がして使ったことはなかった。

おそるおそる塗ってみたら、猛烈に痒かったのが少し治まった。

当たり前にみんなが知っている薬なのか。

母が手書きで名前を書いて貼り付けてくれた軟膏。

それを丁寧に塗りこめていくと、母の愛に癒されていく気がする。

これ、感じているのは「特別の愛」かな?

汗かぶれの専門治療薬「アセムヒ EX」も今年発売されたらしいから、少し様子見して買ってみようかな。