私にとってのサンタ

2017-12-27

クリスマスが過ぎると街(私にとっての街=スーパー)は一気に年末モードになる。

昨日までは、シャンパンやチキン、ケーキが主役だったところに、正月飾りやおせち材料が並ぶ。

そのたった一日での変化が鮮やかだ。日本の国民がみんなで、大縄跳びを飛んでいる感じ。

そんなクリスマスムードが一掃された昨日、ポストに赤い封筒を見つけた。

見れば、時々一緒にランチをする友人から。何かな?と見たら、クリスマスカードだった。

飛び出す絵本式にツリーが三重になっていて、小さなサンタさんがたくさん。そのサンタさん、ひとりひとりが「ありがとう」と言っている。

てっぺんのサンタは、

「なかよくしてくれてありがとう」

その下のは、

「そばにいてくれてありがとう」

それから、

「助けてくれてありがとう」

「話を聴いてくれてありがとう」

「やさしくしてくれてありがとう」

「はげましてくれてありがとう」

「見守ってくれてありがとう」

「あそんでくれてありがとう」

「ありがとう」

「ありがとう」

「ありがとう」…

 

ありがとうがいっぱいあった。

ひとり身の私はいわゆるクリぼっち。いつもクリスマスはちょっぴり心がさみしくなる季節だった。でも、今年はさみしさも感じなかった。

チキンとケーキとお寿司とピザとお酒を並べてひとりの夕ご飯。本を読んだりテレビを見たり、気楽で自由にしていられて、ハッピー♪ 強がりというのではなく本当にそんな気持ちだった。

でも、26日口々に「ありがとう」「ありがとう」と言ってやって来たたくさんのサンタさんを見て、やっぱりほっこりした。心が和んだ。

さみしかったというわけじゃない、ほっこりがたくさんになったのだ。

ありがたいな。。

サンタさんがみんな笑っていて、ピンチになったり落ち込んだ時に見たら、脱力してふっと笑ってしまいそう。

今年は、「感謝」が自分にとってのキーワードだった気がする。

感謝するということができなかった私が、ACIMワークを通して感謝することを改めて学んでいたような気がする。

だから、締めの時期になって、サンタがたくさん「ありがとう」をもって訪ねてきてくれたことが、ことのほかうれしかったのだ。

土を耕して種を植えていたことが、芽を出しちょっと育ったのかな、という気持ち。

もちろん、まだまだだけど。

でも旅の途中の一里塚としては悪くないんじゃない?と思う。

ありがとう、サンタさん。

そしてありがとう、わが友よ。ありがとう、あなた!