2020-11-13
カタカナ英語禁止!
月に2度の500円英会話に参加し始めてからかれこれ4年目になる。コロナ禍で休講だったが夏に再開。またぼちぼち通い始めた。昨日は10名の参加だった。
カタコトなのは変わらないけれど、よい刺激になっている。
先生は空手をやっている美しい方で、ネイティブではない(アルメニアとルーマニアのハーフ)が、日本人の発音を直すことに情熱を持っておられる。黒板には「カタカナ英語禁止」と貼ってある。
「日本の教育、間違っているよ。発音ヘタだから、海外で全然通じてないよ。」と先生。
「日本人よく“Please, sit down.”って言うけど、“sit down”じゃなくて”shit down”って聞こえてるよ。これじゃあ“ウンチしてください”だよ。日本人まじめな顔して『どうかここでウンチしてください』って言ってるの、外国人みんなで笑ってるよ。」(あ゛…)
「RとLの発音が最もダメかと思っていたけれど最近はVとBの方がダメだね」とひとりずつ、iPadを使って発音の聴き分けゲームをやるが、聴き分けもできなければ発音もまたあやふや。
「とにかく、カタカナは忘れて!アルファベットは1つの文字に1音だけ。「V」なのに「ブー(BU)」言ってるよ。」
「じゃあね、一回言葉全部忘れて。で、上の歯軽~く下の唇に置いて、機械のウ゛~って音出してみて。寒くてウ゛~って震えるのでもいいよ。」と言われて、やる。
けど、「違う!Uが入ってる。1つの文字、1つの音だけ~!」と先生。
これを毎回やっている。
沁みついたことを修正することがいかに難しいか
音の聴き分けの受信機みたいなのがないみたい。日本人特有なのかな?
たまにうまくできる受講生がいると、「日本語でみんなに説明してあげて」となって教えてもらうけど、なかなかマスターできない。
自分の発音のことはわからなくても、人のクセはよくわかって「あ、また同じ間違い」とみんなクスクスする。
いかに最初に沁みついたことが取り除きにくいかというのが、よくわかる。
私は3年目でやっとRが「OK、ちゃんと聴こえるようになった」と先生に言ってもらえた。最初の英語の授業でこの先生に出会っていたら、英語の世界は違って見えたかも。
英語の発音でさえこうなのだから、「自分とはこの肉体の私だ」と思っていることを取り消して自我視点から聖霊の視点へ修正するなんて、途方もないことなんだと思う。
よほどの覚悟とよほどの根気、そしてそれを願う気持ちがいるのでは…?と改めて思うのだった。