色の勉強会と「ファン・ジニ」

2020-09-28

9月ももうすぐ終わり。過ごしやすいさわやかな季節だ。

昨日は月1度、友人とやっている色のワークショップ(勉強会)だった。

以前は先生に来ていただいていたのだけど、今は持ち回りでファシリテーター役をやっている。

今回は私がファシリテーター役。

何をやろうかなと迷っていたが、この夏はず~っとAmazonプライムビデオで韓国ドラマ「ファン・ジニ」(16世紀 中宗の時代 朝鮮王朝時代最高の実在した芸妓 ファンジニの波瀾に満ちた一代記を描く歴史大作ドラマ)を見ていて主人公役のハ・ジウォンさんの魅力と衣装の美しさに引き込まれていたから、このドラマの衣装を題材にしてその配色に注目しようと思った。

勉強というより作業しながら雑談しているゆるい会で、直前になったらパソコンで衣装が映っている映像をスクリーンショットを撮って、それをプリントアウトして資料として持っていけばいいかな、と思ってゆったり構えていた。

だが、実際にやってみたら真っ黒になってしまい取れず、にわかに焦りだした。真っ黒になってしまうのは著作権の関係らしい。

結局、パソコンで映像を流しながらそれをスマホで撮ってプリントアウトする、という変な方法で衣装写真を集めることにした。

ちょうど全身映っている映像がうまく撮れず手こずった。

写真集も買った。

昨日は映像で見た方がずっときれいなんだよ、と言いながら、写真を見せそれを題材に色の分析シートを作った。

この世の知覚は当てにならないものだとは言うけど、やっぱり美しいなものはいいなぁ、と思う。

これまで韓国にはあまりなじみがなかったけれど、たまたま見たこのドラマで親近感が湧いて、また伝統衣装や身分制度などにも興味が湧いて、図書館で「イラストでわかる伝統衣装 韓服・女性編」を借りて韓国の色彩の特徴なども調べたりした。

これまでずっと意識が内面に向いていて「どうせ幻想なのだから」とこの世にはあまり関心なかったが、最近少し外向きになってきたような?

それはどういうことかしらん。

いつも色のワークショップの後はランチしてお茶して帰る。

健康や病気のはなし、社会の移り変わりに付いていけてないはなし、株のはなし、共通の友人らのはなし…そこでのよもやま話からいろいろな刺激を受ける。

自分ひとりでいるとそれとは知らないまま社会と時代に取り残されていることが多いなぁと思う。

「マウスパッドってもういらなくなったって知ってた?マウスの性能が違うから。」と友人。

「え、そうなの。知らなかった。」と私。

道理でもうお店屋さんに売っているのを見なくなったわけだ。

ACIMの価値観とこの世のあたりまえの価値観に揺らいでいるような。どこに向かおうとしているのかなぁ。秋だなぁ。

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