才能とは“続けられること” (by 林亮太先生)

2019-12-10

同じお題でもフォーカスするものはいろいろ

今日は月1回の色えんぴつ画講座の日だった。

今回のお題は「クリスマス」(もしくは「お正月」)。

受講者は私を入れて8名だった。2時間の講座内で思い思いに描き進め、最後にみんなの絵を黒板に貼りだして先生から講評やアドバイスをいただく。

苺が乗ったケーキやノエルケーキといった食べものを紙面いっぱいにダイナミックに描かれた方、空飛ぶサンタクロースを絵本のようにメルヘンチックに描かれた方。青を基調としたリースとろうそくを細やかに写実的に描かれた方、あるいは自分のイマジネーションを元に群衆の眼前で磔になる直前のイエスを描かれた方などなど。「クリスマス」のお題で各々見るものがちがうのがおもしろかった。

私は、人物画。

ギフトを差し出す女の子。

勝手なイメージながら「奇跡講座」のテーマを忍ばせてある。

「この世には忘れられている人なんてだれもいない、ギフトは差し出されている」みたいな。。

先生からは、背景の塗りむらをなめらかにすること、あごの外側や腕の内側、手のひらの際の陰影をもう少し濃くつけるといい、とアドバイスをいただいた。

先生は「本物の絵をたくさん見ることです」と日ごろからアドバイスされているので、おとといは三菱一号館美術館「吉野石膏コレクション展」へ、ルノワールの少女像を見に行った。本物は写真NGだったけど模写はOKだったので撮ってきた。

「モデルは10歳の女児」というのにびっくり。がたいがいいと思った。特に腕がりっぱだった。

絵の感想じゃないところがなさけないというか、やれやれだ。

印象派からピカソ、シャガールまで様々な著名画家の絵があり、それぞれ個性が際立ちすごい迫力だった。けど、見ても、いいとは悪いとかよくわからない。。

とくにカンディンスキーとか「内面の必然性を描いた」と説明があるも、私は眉を八の字、口を真一文字にして立ち尽くすだけだった。

先生の“才能論”

色えんぴつ画講座では、みんながそれぞれの絵を描いている間先生はいろいろとお話をしてくださる。

今日は、「みなさん、この前の『プレバト』ごらんになりました?」と先生。

そうそう、夏井いつき先生の絶妙な俳句査定で人気のテレビ番組、この前初めて「色えんぴつ画」査定が出たんだった。

私は番組を見ながら「やられた!色えんぴつならわが林先生が出られればいいのに」と、思っていた。

でも、林先生によると、一年ほど前、先生のところにも「プレバト」から番組出演についての打診があったのだとか。

で、何度か打ち合わせしたけど、方向性なのかな?時間的なものなのかな?折り合わず?立ち消えになったとのこと。

「だいだい講座の皆さんに、『才能なんて関係ない』と言っておいて、テレビで『才能あり』だとか『凡人』だとか言えないですよ、ぼく」と先生苦笑。

それはそれ、だよねー。生徒はだれも先生に、話がちがう、なんて物言いしないと思うけど。テレビで先生のコメント聞いてみたかったな。

今回「プレバト」で色えんぴつ画の担当となられた三上詩絵先生とも、お互いの展覧会に足を運ぶなど交流があるそうで、緻密な絵を描かれる素晴らしい先生だと認めておられた。

おもしろいな、と思ったのは、その後に先生が話された「才能論」だ。

先生は「ぼくは才能っていうのは、『続けられること=続けられる力』だと思うんですよ。もちろん嫌々じゃなくって、自発的にね。気づいたら続けていた、それが才能じゃないかなー、って。ぼくは、絵も音楽も小さい頃から気づいたら続けてたんですよ」と。

先生はプロのギタリストでもある(両親ともに音楽家)。

う~む。めっちゃうまい先生がおっしゃると、説得力あるような、ないような?

ないな。

みんなして「やっぱり音楽も絵も、才能ですよ~」と軽くブーイング。

ACIMも、今エゴまみれでも、続けることが大事!?

それでも、奇跡講座に置き換えて考えてみる。

ぜ~んぜんだめ、エゴの見方でがんじがらめだ、やる意味ない、と思っても、とにかく赦しを続けること、なのかな。

先生は「気づくか、気づかないかの差は思っている以上にでかい」ともおっしゃった。

テキスト読みもワークブックも解説書も気づくこと、あるいは気づく機会を増やすためにやっているんだな~、とここでも奇跡講座に置き換えて考える。

う~む、色えんぴつ画講座で先生のお話から見方が変わりACIMの気づきが増えるかもしれない、と思った今回。

そうそう、「始めるのに年齢は関係ない、才能や年齢をできない言い訳にしない」とも。

よくわからないけど、たくさんおっしゃったことのなかで残っているってことは、自分にひっかかりがあることだな。これもある意味、私に差し出された「ギフト」かな?

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