2019-12-06
パソコン修理屋さんを訪ねる
先月末、外出先からの帰宅途中、ネットで見つけたパソコン修理屋さんに寄ってみた。
デスクトップパソコンが反応しなくなった件と、ノートパソコン上の電子書籍が開けなくなった件(11月24日日記)、出張して見てもらったりできないかな~と思って。電子書籍はさいあくお金を払えば再入手できるが、ノートパソコンのほうはお金に換えられない重要なものも含まれている。
住宅街のなか。初めて行くところ。ネット上での口コミはいい。
なんで電話じゃなくて直接行くかというと、私は近年人と話す機会がとても減っていて自分が思うことをうまくしゃべったり説明する自信がなくなってるから(そっちの方が問題かも)。昔占い師の契約仕事で何十人ものお客さん相手にベラベラしゃべっていた頃が信じられない。
奥まった場所のほとんど目立たないたたずまいの店だった。
「ごめんください」とお家の引き戸を開けると、「はーい」とうず高く積まれた段ボールの中からおじさんが顔を出した。おじさんといっても、私より若い。段ボールはいろんなところから送られている修理を待っているパソコンらしかった。
パソコンの不具合のことを一生懸命に説明する。
出張はしていない、とのこと。
「話を聞くところから判断するとね、デスクトップパソコン、コンセントを抜いてね、それから30秒、電源ボタンを押して。それからコンセント入れて再起動してみて。それで50%は直る」
電子書籍のほうは、私があれやこれやイジる前なら「直せた」が、「もう壊れちゃってるかな?」と。
そして、「(デスクトップパソコン)直らなくても、その時モニターの反応とか何が起こったか見といて」と言われ、名刺を渡された。ここまでもちろん無償だ。
依頼以前に解決して感激
翌朝、言われたとおり、コンセントを抜いて電源ボタンを押した後、再びコンセントを入れて立ち上げたらー、
あら不思議。パソコン修理屋さんが言ったとおり、うんともすんとも言わなかったパソコンが立ち上がった。ただ、時計が「10年前の今日」になっていたので、それを直した。
お~!
うれしくなってパソコン修理屋さんに電話した。「ありがとうございます!起動できました」
私が時計のことを話すと、パソコン修理屋さん、「原因もわかった。時計を司る電池が経年劣化しているんだね。しばらくするとまたなるかも」と言う。
「もし、その時計の電池の修理をお願いするとしたらおいくらですか」と聞いてみる。
「1,100円」とパソコン修理屋さん。
ん?安すぎないか。100円…は消費税だろうか。
それからノートパソコン上の電子書籍についても少し話してくれて切った。
「壊れてちゃってるかも」とは言われたけれど、言われたことを思い出して、いじってみたら、あらっ、そっちも見られるようになった!
お~!!
私にとっては、ちんぷんかんぷんで、かつ重大な問題が、あら、気づけば正式に依頼もしていないうちに解決してしまった。
プロ、恐るべし。
しかもめっちゃ親切だ。
振り込め詐欺やらネット犯罪やらに気をつけろと世知辛い今日この頃、アドバイスだけしてくれて、あら気づけば解決。
プロから見たら、相手にするまでもない細かいことだったんだろうか。
感激したので、ベーグル&クッキーを持って、「ありがとうございます。あの後、電子書籍も見られるようになったんです」と伝えに行った。
修理屋さんは、またまたうず高く積まれた段ボールから顔を出し、「じゃあ、壊れてなかったんだ。よかった」
自分が得意なことがあって、だれかを助けられるってかっこいいなぁ。
ともかくパソコン問題、ひとまず解決。お騒がせしました。感謝。
エゴサイドの私はテキスト解説本『Journey through the Text of A Course in Miracle(JTTA)』の進度を遅らせようとけん制したのかもしれないけど、ふふふ、もう片方の私は再び『JTTA』電子書籍版にアクセスできるようになったのだ。分断してたのが、またつながった。うれしい。