1回500円、英会話講座の風景

2019-10-12

発音を丁寧に直してくれる英会話講座

2017年春から通っている英会話の講座。おとといで54回目だった。

こんなに通っているのに未だカタコトなのは、月2回と頻度が少なすぎるのと、クラスには十数人生徒がいて私が声を発する時間は1講座長くても3分未満だからか。復習もしないし。おそらく会話経験が圧倒的に足りないのだと思う。

この講座、とても気に入っている。

ひとつは1回1時間半(時に延長する)500円という破格の安さ。加えて出欠連絡も不要という気軽さ。

そして何より、先生が根気強く発音を直してくださること。

黒板には大きく「カタカナ英語禁止!」と書かれた紙が貼りだしてあり、美人先生がひとり一人の発音を直してくださる。

中学校の授業でこんなふうに正しい発音を学べたらよかったね…、と生徒みんな口を揃えて言っている。

前回は「dinner・sister・computer・doctor」などの「er」「or」の発音を何度も練習した。

「日本人、アーって伸ばすけど違うよ。」

「アーじゃなくてア゛(カタカナじゃかけない)。口でアーと言うんじゃなくて、首を絞められたときに喉から出るア゛。それか、重い物持ちあげたときに出るア゛。それにRの発音を付ける。」と言われて一人ずつ練習する。何とかできるようになって「それそれ!OK」と言われるけど、また2週間後には元に戻ってしまっている。

そういうのを毎回繰り返している。

音を聴き分けるゲームもあるが、未だRとLの聴き分け正解率50%。…ということは、まったく聴き分けられていない。

ふいうちで来るQ&Aコーナーが最も苦手

最近やっているので私が最も苦手なのが、先生の指示に従ってiPadに書かれた質問文を一人ずつ読み上げて、次の人が答えるというもの。

質問は何が当たるかわからない。質問には「去年のバレンタインデーは何をして過ごした?今年はどうしたい?」とか「前回の誕生日はどんなことがあった?今年はどうしたい?」(もちろん英語)みたいな“リア充”度(この言葉は死語?)を垣間見せるものが含まれていて、「夫のためにチョコケーキを焼きました」とか「娘がプレゼントをくれました」とは言えない私は、ちょっぴり肩身が狭い。

身構えているところに質問が来て、あ、早く何か答えなきゃと、とっさに「Nothing special(特になし)」とやり過ごしてしまい、自己嫌悪に陥る。私だって、少し落ち着いて考えたらもっと答えようがあっただろうに…。

この前「前回の誕生日はどんなことがあった?今年はどうしたい?」が当たった時は、破れかぶれで「Nothing special」の後に、「Next year I want to forget my birthday.(来年は誕生日を忘れたい)」と言ったら、みんなに笑われやや受けた。

このiPadでの質問のなかには「最も好きな映画は何?どんな映画?」「最も好きな本は?どんな内容?どこが好き?」というのもあるが、絶対当たりたくない、と思う。

こんなの日本語でも答えられない。

ももクロ好きなシャイボーイが、前に「最も好きな本」を聞かれて『嫌われる勇気』と答えていたが、「In English.英語で説明して!」と先生に言われしどろもどろになり往生していた。先生は自信に満ちていてYES/NOがとてもはっきりした方だから、そもそも「自己表現するのに嫌われてもいいと開き直る勇気がいる」という感覚が理解できない。「アドラーの心理学で~」という説明も「Who is  Adler?」とまったく通じていなかった。

このやりとりを見て、私は最も好きな本を聞かれても、決して『神の使者』とは答えまい、と固く心に誓った。何か説明しやすいダミーの回答を用意しておかねば、と思いつつ用意できていない。

最近は姑息になって、質問を順番のまま日本語でノートに書き写し、当たる順番を計算しながら“準備”する。うまくいくときもあれば、先生がひとつ飛ばしたりして役に立たない時もある。

英語…読むほうもできるようになりたいし、話せるようにもなりたい。

これまた、いつのことかなぁ。

PS.台風19号で外ものすごい雨風。ブログ書いている途中、聞いたことないスマホの警告音2回鳴り響いた。被害なるたけ出ませんように。みんな無事でやりすごせますように。

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