レッスン154-私は神の司牧者のひとりである。

2017-10-12

レッスン154-私は神の司牧者のひとりである。

レッスン151からのレッスンでは、自分が気づきを深めていくことと同時に、同胞へのメッセンジャーとなることを期待し要請されているような内容が増えている(気がする)。

I am among the ministers of God.

レッスン154の主題概念は、中央アート出版社版では「私は神の司牧者のひとりである」と訳されている。

ん?司牧者って…?

と思い辞書で「 minister」を調べたら、「聖職者」とあった。大畑学さん著の精読版では「神の神聖な役割を担う者たち」と訳されていた。こちらの方がキリスト教になじみがない日本人にはわかりやすい気がする。

その期待された「神聖な役割」がどんなものかは、今ここにいる自分自身にはわからない。私たちより視座が高く、いろんな物事が見えている聖霊が選択する。もちろん、その役割は深いところで、私たち自身も承知しているという。

神の子である私たちは、聖霊の導きによって、自らの聖性に目を開き、「自らと神の一致を伝える神の使者となる」。

私たちが「これが自分だ」と認識している今の自分と聖霊は、まったく別物で両者のギャップが大きいように思えるけれども、私たちの幻想が落とされていくにつれ、ギャップは小さくなり、ついには私たちは内なる聖霊そのものになる。

ここではこの地上のメッセンジャーと、神のメッセンジャーとの違いが書かれている。これがACIMの学びのエッセンスでもある。それは、

彼らが運ぶメッセージは、まず最初に彼ら自身に宛てられている。(L154-6-2)

というもの。したがって、

そのメッセージを自分に受け入れることができたときにのみ、彼らは自分にとどまらず、もっと先にまでそれを運んでいき、意図されたあらゆる場所に届けることができるようになる。(L154-6-3)

そして、受け入れたのち、

彼らはそれを与えることにより自分がその内容を理解し受け入れたことを証明する。(L154-7-2の一部)

つまり、メッセージを自分のものとして受け入れ、プラス、伝えるべき誰かに伝えることで、やっと自分のものとすることができ、メッセンジャーとしてのひとつの任務も完了できるということだ。

あなたは神からのメッセージを受け取りたいだろうか。それらを受け取ることによってあなたは神の使者となる。あなたは今すでに任命されている。それなのにあなたは、受け取ったメッセージをまだ与えずにいる。だから、そのメッセージが自分のものだと知らず、メッセージを認識していない。(L154-8-1~5)

この部分に、ドキッとした。「あなたは今すでに任命されている」というところ。そして、メッセージを受け取っているにもかかわらず、まだ与えていないから、自分のものにもできていないというところ。まさにそのとおりだと思った。

あなたは今では神の使者なのだから、神のメッセージを受け取りなさい。(L154-9-1)

なんて、力強いメッセージなのだろうと思う。

私たちが真に受け取るためには、聖霊に耳を傾け、聖霊が遣わすところに行き、伝えるべき人に伝えるべきことを伝えることだ。

だから、レッスン154では

私たちはただ、「受け取ったものを与えない限り、自分が何を受け取ったかが認識されない」という今日のレッスンを学ぼう。(L154-12-1)

そして、そのためには私たちの心に住まう聖霊に静かに耳を傾け、聖霊を信頼し一つになろうと努めることだ。

ワークをして

聖霊の声は五感の聴覚として聴こえるわけではないから(通常)、心を鎮めて自然の流れに乗ることが大事なのかなと思う。

ワーク中は雑念も含めていろんなことを思い出したり感じたりするけれど、ワークを終えると忘れてしまっていることも多い。

今、思い出せることは、ある企業さんの仕事に不安を持っているのだけれど、それは自分が能力的にできるのかという不安より、得られる収入が見合わなくともどれだけ献身できるのか、ということに対する不安なのだと感じた。

私はその会社に対して献身したいのだ。それに対して見合う報酬もいただきたいと思っているけれど、その交渉力がないことで不安に思っている。でも報酬はさておき献身したいんだと感じた(とっても幼稚なことを言っている気がするけど)。

また、まったく別のことでは、昔子どもの頃実家では店をやっていたのだが、そこで働いていた「川ちゃん」というおばちゃんのことを思い出していた。

母親がとても厳しく怖かった私にとって、川ちゃんはふつうのおばちゃんでむくもりがあって、安心感があった。大人になってからは、自分から会うこともなかった。早くに病気で亡くなったことを、後に聞いた。

幼い頃、どれだけ川ちゃんの存在に慰められ癒されたか…。本当に感謝している。それなのにそのお礼も言わずに、今生の別れを迎えてしまったと、申し訳なく感じ、心の中で感謝を伝えた。

アファメーション

ひとつ感謝を伝えられたら、ひとつ豊かになれる。

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