2016-11-09
久しぶりのワークのダイアリー♪
10月末に英語版と日本語版で読み合わせしたものの、その後ワークがなかなかできていなかった。今もちゃんとはできていないけど、先に進むことにしよう。
レッスン73では、私たちが「神と共有している意志」と、それと対峙する「エゴの願望」を比較し、
私たちの世界の映像は内側にあるものをそのまま映し出すことしかできないと確認し、
私たちが本当に望んでいるのは幸せなのだから、
トラブルや不満を原動力として成り立つ「エゴの無為の願望」ではなく、「神の救済計画」を選ぶのだと確認した上で、
自分の中にある光に、再び到達しようと試みる。
レッスン69で同じように自分の内なる光に到達するワークをした時、光は現れなかったが、トンネルを抜けた先に仏像のヴィジョンが見えて、私はそれを「私なりの光」なのだと解釈していた。
だけど、それはどうもやっぱりちがうみたいだ。
レッスン73で言及している「light(光)」は、比喩的に使っているのではなく、実際に感じる実体としての光なのだ。
そして結果を言えば、レッスン73のワークでも、私はやはりその実体としての光を感じることはできなかった。雑念ばかり湧いてきた。エゴの幻想の世界にすっかり取りこまれていたからかもしれない。
聖霊に「なぜ光が見えないのか、どうしたら見ることができないのか」と尋ねてみたら、
「光が現れることを心から求める気持ちが、圧倒的に足りない」という答えが返ってきた(…ように感じた)。
そうかもしれない。
罪悪感が売り買いされ、不満が膨れ上がる
腑に落ちる、おもしろい、と感じたのは、ワークのこの説明だ。
「(エゴが主導する)この世界を維持するためには不満が不可欠であり、その不満を必要としている自我(エゴ)は、世界の中に多くの人を住まわせる。あなたを攻撃しているように見え、『正義の』裁きを受けるべきと見える人物たちである。彼らは自我(エゴ)が不満を商うために雇い入れる仲介人となる。」という記載。
そして、
「罪悪感が売り買いされ、そのたびに不満が膨れ上がる、というこの奇妙な交換取引において、あなたの意志はあなたから失われている。」という説明。
不満をエネルギーとするエゴの世界のカラクリがうまく説明されている、と思う。
自分が「イヤだな」と思うことや人は、エゴの世界の推進力、つまりガソリンだ。神の世界の下では本来はありえない不満や不安、怒りなどを焚きつけてリアルだと思わせ、「それもこれも○○が悪いからだ」と罪悪感の他者への投影を促す。それによってさらに不満というガソリンを蓄える。
これで、自分の心を省みる必要はなくなり、神と私たちが見事に断絶された世界が作られる。
これこそが、エゴの世界の回し車であり、
これこそが、まさに私たちが見ている世の中ではないか。
トランプ第45代大統領誕生!
今日は米国大統領選の開票日。
先ほど開票結果が発表され、
なんと、まさか…のトランプ氏が勝利した!
私は政治のことはよくわからないけど、ワイドショーなどで見た選挙戦では、トランプ氏はACIMのいう“エゴの仲介人”の元締めのように見えていた。
米国の中産階級とブルーワーカーら保守層の不満と不安を焚きつけ、それを自分たちではない「仮想敵」のせいだとし、「古きよきアメリカ」という夢(私から見れば、蜃気楼)に向かうリーダーを買って出たように見える。
トランプさん自身は、自分が描くお話をほんとうに信じているのだろうか。70歳という年齢、このエゴのゲンジツの世で最後の夢に賭けようとしているのか。
ACIMの教えに沿えば、そこからもたらされるのは、より大きな失望とさらなる不安だ。
映し出しているのは私自身
でも、この選挙戦の映像を作り出したのは、他でもない私…。
みんなで見ている映画でもあるが、私が私自身のスクリーンに映し出している映画でもある。
私は、それをどう見るのか。今朝レッスン74のワークの瞑想をするなかでも、トランプ氏が大統領になったら、日本経済がえらいことになる、という雑念が出てきた。
これは、このゲンジツに不満と不安を感じているということ。私もこの不満の売り買いに知らず知らずのうちに参加して、エゴ世界にパワーを差し出しているではないか。
まあ、エライことだとは思うが、それを反応してリアルにすることはないんだ。実相世界に響くことではないのだから。。
私が聖霊と通じ実相を見るか、それをしないか、だけのことなんだ。
答えは、赦すこと。それだけ。
でも、イギリスのEU離脱の時もそう思ったけど、ありえないと思っていたことが起きちゃう映画だ、これ。心して観ねば。