2016-11-04
とつぜんできた隙間じかん
半年に一度、経過観察のため通っている表参道の病院に来てみたら、臨時のお休みだった。
本当は先々月に行くはずだったのが、慌ただしさにかまけて延び延びになっていた。今日こそ、を気合いを入れてやっと来たものだから、お休みの貼り紙を見て、気が抜けた。
な~んだ。。。せっかく来たのにぃー
小春日和。澄んだ空。午後2時半。せっかくここまで来たのだから…と裏道を散歩をしていたら、おしゃれなお店と人ばかりで、何だか外国に来たみたいだった。
パンケーキのお店は、未だに行列だった。
ひょっこり迷い込んだ隙間じかん、非日常的なカフェでも立ち寄りたい。そこで、持ってきた『神の使者』をすこし読みたい(病院の待ち時間がいつも長いから、持ってきた)、と思ったけど、なかなか落ち着けそうなところがない。
「ほっこりカフェ」で検索したお店にたどりつくと、こんどは「店長の具合が悪くて、長期休暇」の貼り紙… あ゛
まあ、カフェならなんでもいいや、と入ってみると、そこはガレット屋さん。どうも、ひとり客が落ち着ける雰囲気ではなく、ぐいっとコーヒーを流し込んで、外に出た。
帰ろかな、でも、ちょこっと寄り道したいな、まだ明るいし。
スタバで『神の使者』
結局、行き着いた先は、スターバックスの2階。
非日常的とはいえないかもしれないけど、ここならひとりでも居心地悪くない。大テーブルでは、ひとり客がみな思い思いのことをしている。私は、ホットゆずシトラスティーを飲みながら『神の使者』をひっぱりだして読んだ。
本を読んでいる人…、昔はけっこういたものだけど、今はまるっきりいない。大テーブルのメンバーは入れ替わりもあったが、半分はノートパソコン(大半がMacだ)、3割は、なんだか参考書か問題集みたいなのを出して勉強をしていた。
私を含む残りの2割は、メモ帳を覗きこんだり、スマホを見たり…。本を読んでいたのは私だけ。しかも分厚いマーカーがたくさん引いてある本なんて…!
はずかしくないこともないけど、みなそれぞれ自分のことをしているから、そう気にはならなかった。一時間位いた。なんとなくあったまったし、落ち着いた。
ACIMワークが足踏み状態で、最後にワークのダイアリーを更新してから、もう一週間だ。
ワークが止まってしまうと、だんだんやっていた感覚がわからなくなって戻りづらくなる。そして一度「原点」に帰りたくなってしまう。
私にとって「原点」は『神の使者』だ。
家で読むのもいいけど、外で読めたのがなんかよかった。外は外で集中できる。
また感覚を思い出して、ワークに戻ろうと思う。
11月。短そうだけど、大事にしたいな。秋のじかん。