2019-08-05
気づいたらダウンロードしちゃってた「Line プレイ」
ゲームをやるほうではないけれど、気づくとダウンロードしてて一時期かなりはまっていたスマホゲームがある。
「Line プレイ」だ。
2012年頃Lineを教えてもらった時、何を思ってか一緒に入れちゃったのだ。
これは、まず自分のアバター(分身)をニンゲンかどうぶつかで作る、すると自分のおうち(空間)が与えられ、それをベースにLine プレイの世界で生きるというものだ。
私はネコ好きなのでネコをベースとした「たま」を作った。(だれど、これ実は「ブタ」だったみたい。ある時同じ顔をしたコから「うちらブーちゃんは…」と話しかけられマチガイ判明)
ネコの「たま」として「Lineプレイ」内で生きる
アバターは最初は白Tシャツとパンツ姿。
お家もほぼ空っぽなのだけど、そこを拠点に知らないひとのお家にもワープできるようになっていて、自分や他のひとのお家をお掃除したり水やりしたり、いわゆる「おしごと」をすると、「ジェム」というこの世界でのおカネがもらえる。
それを貯めて、靴や洋服を買ったり部屋のインテリアを揃えたりしてそこで「生きる」のだ。
また毎日「ハート♡」が20コ支給され、それを他のひとにあげてももらっても「ジェム」が増える。
気づくと「たま」はゲンジツには一度も会ったことがない方々から6万3千個以上の「ハート♡」をいただいている。
空っぽだったたまのおうちも、自宅とはちがって物でいっぱい。
「ダイアリー」機能がついて気づいたらせっせとダイアリー書いてた
Line プレイ…、最初は素朴なゲームでぼちぼち「たま」の服を買ったりお家のソファを買ったりしていただけなのだけど、そのうち「ダイアリー」機能がつき、それから「フレンズ」機能もできた。お友だちとして登録し合うと、二人だけでトークルームで話ができるのだ。
ダイアリーのほうは、お部屋に置かれたダイアリーに日記を書く。今から思うとこれはスマホ専用ブログだね~。私は気づくとこれを毎日せっせと書いており、またお友だちのブログもせっせと見に行ってコメントし毎日1時間以上時間を使っている時期もあった。
それだけでなく、ハート♡支給される20コでは足りなくなって、課金してわざわざ買っていた。日本人特有の「いただいたからにはお返ししなければ」という思いにとらわれていたのか…。
しかし、何の気なしに始めて、時間とおカネをかけているとは、ゲーム主催者の“思うツボ”だね~
だれからハート♡をもらったかの記録があるから、それを元にお返ししていたりダイアリーにコメントをいただいたりしているとお友だちになって、お友だちのお友だちともお友だちになったりしてコミュニティができたりして、不思議な世界だな~と、思っていた。
この世は幻想だというけれど、「Line プレイ」はその幻想のなかのさらに幻想、仮想ゲンジツだ。仮想だけど、夜トークルームで二人だけでやりとりしてたりすると、存在がものすごく近く感じられてそれがまた不思議だった。すでにツイッターとかに慣れていたら、全然不思議じゃないのかな。
「あ、この世界にはハート♡しかない!」
ある時…
ACIM学習者(自称)の私から「Line プレイ」を見て、ふっと思ったことがある。
あ、この世界にはハート♡しかない…と。
この世界内の誰かにあげられる記号はハート♡だけなのだ。もちろんコメントやトークルームではネガティブ感情をやりとりすることもあるだろうけど、事前にフォーマットされているのはハート♡だけ。
二元論の世界では「善と悪」「昼と夜」などすべては対になっているから、たとえば「Line プレイ」の世界にだって、ハート♡の他に「ドクロ」マークがあったっておかしくない。
20コのハートの他に、たとえばドクロが5コ支給されていたとする…。「ケっ、いけすかない」とか「生意気な」とか思ったら「ドクロ」を送ってもジェムがもらえたら、ドクロが行きかったりするのかな?ハート20コもらっても、ドクロ1コもらうほうがインパクトあるねぇ。ドクロもらうと凹むねぇ。
やな世界だな~それは。わざわざそんなゲームしないなぁ。
「Line プレイ」に知らないうちに引きずられ、その仮想空間で遊んでいたのは、それが概して「のどかな」世界だったからだ。
「ドクロ」はあげてもなくならないというこのゲンジツの設計
一方このゲンジツの世界、けっこうドクロが行きかっているように見える。
私もたいがいそうだけど、自分のドクロを持てあましてて投げつけ先を探しているようだ。
ドクロは投げてもなくならない。誰かにあげちゃったら一見自分から消えたように思えても、逆方向から自分に返ってくるからー。これがこの世の理だ。
この世界でその循環から抜け出すには「赦し」しかない。
この世界は、エゴが主催する仮想ゲンジツだ。
罪悪感と恐れという「ドクロ」をやりとりするかぎり、それは循環して脅威を増す。
そのルールを知ったら、赦すだけか~
「たま」はほぼほぼ放置しているけど今もLineプレイの世界で元気でやっている。ご飯を食べなくても大丈夫な設計だから。みんながなるたけゲームを続けてくれるよううまいこと作られている。