2019-05-28
原書(英語)で読みたい、はエゴの策略?
『奇跡講座 ワークブック編』英語読みに膨大な時間を費やしている。
全部読み終えたのか、どこか抜かしたりフェイドアウトして最後まではいかなかったのか思い出せない(ノートをちゃんと追えばわかるんだろうけど。いつか整理しよう)。
振り返って過去ノートを見たら、英語で読みだしたのはレッスン5からだ。
「英語の勉強だな、これ」とメモ書きがある。
英語で読む…といってもそんな英語力はないから、原書と日本語訳を並べて文章をすり合わせ、ふむふむ、という程度。
中学、高校と英語は好きな科目だったけど、今から思えば、穴埋め問題や疑問形に直せとか、英語そのものというより国語とかパズルに近かった気がする。
『奇跡講座』はたった一文でも理解できないし、そもそも日本語訳ですら意味がわからん、ということもしばしば。なんじゃこれ??と止まってしまう。
今から思えば、原書で読まねばなりません、というのは、学習を遅らせようというエゴの引っかけだったのかとも思う。「あなたが本気になればきっとできますよ」と言われれば悪い気はしない。
で、私は素晴らしい日本語訳が出版されているのに両方をすり合わせる作業に時間と気力を取られ、肝心のワークは遅れ遅れだったのだ。
文法もすっかり忘れていたので、『7日間で「中学3年間の英語」復習講義』、次いで『中学・高校6年間の英語をこの1冊でざっと復習する』で復習したりしたが、また忘れてしまい今もわかったようなわからないようなぼんやりした状態。
大畑学さんの精読版に大いに助けられる
2014年9月からは、Amazonで大畑学さん著『A Course in Miracles Workbook精読 Kindle版』というのを見つけ、大畑さんの訳&解説と翻訳本を両方読みながら進めた。
翻訳では日本語としての流れや美しさが重要なので厳密に英語と日本語を対応させにくいところがあるが(そうでないと非常に読みづらい)、『A Course in Miracles Workbook精読 Kindle版』は、細かく切って原文に忠実に訳してあるため、これがこう訳されて、これがこうなる、というのが、非常にわかりやすかった。
またACIMの解説も原書に忠実だと感じた。
そのうえで日本人が感覚として理解しやすい仏教や般若心経からも引用して解説してくださっているのが素晴らしかった。
たとえば、レッスン107「Truth will correct all errors in my mind.(真理は、私の心の中のすべての誤りを訂正する。)」のなかの
「They are gone because, without belief, they have no life. And so they disappear to nothingness, returning whence they came. From dust to dust they come and go, for only truth remains.」
「誤りは、信じられなければ、生命をもたないので、ただ消えてしまう。そうして、誤りはその源である無の中へと戻っていき、消滅する。塵から生じたものは塵に帰り、ただ真理だけが残る。」(『奇跡講座 ワークブック編』中央アート出版社、WpⅠ107.1:2)
の解説では、
「ここは、般若心経の『色即是空、空即是色』を思い出させる。無(空)から生まれ出た幻想の現象が、再び無(空)へ戻っていく。最後に残るのは永遠の叡智『 般若 』である。真実だけである。これが悟りの境地、『 涅槃 』である。」
…とあり、なんだかありがたくなる。
Kindle本の出版がレッスン120までだったので、その後困ったなと思っていたら、ブログで解説されそれを本になさっておられることに気づき、ブログの訳と解説を参考にさせていただいていた。
気づけば長文…
私は中央アート出版社刊の『奇跡講座』をベースにやっており、日本語訳はすばらしいと思う。
それでも原書で読んで理解できる力があったら最高だな、とも思う。