2018-04-06
2とおりのフリーランス
フリーランスには2とおりある。
市場に通用する価値をもってそれを売ることができる文字どおりの「フリーランス」と、そういったものをもたないで誰かのお手伝いをする「下請けフリーランス」だ。
私は後者だった。
改めてふりかえってみると、それでもよく生きてこれだ。周りの人たちとラッキーのおかげだな、とあたりまえのことに気づいた。
若いころ、ある経営の資格を取った。30代になって独立ブームに触れ、「資格で独立」みたいな雑誌を見たりして、その気になって具体的なスキルもないのに「独立」した。私は内気な一方で、無鉄砲なところもあるのだ。
もちろん名ばかり。名刺だけ作ったけど仕事なく、午前中スーパーでバイトをして通勤教材の添削講師をして…という始まりだった。
気づけば仕事のとっかかりは自分のアプローチだった
私がフリーランスとしてやっていたのは大まかにいうと、
①マーケティング調査
②ライター的な仕事
③講師
これに加え、スポット的に、占いや相談があった。
①の調査の仕事は、何ができるという具体的なものがなかったけど正社員として雇用されるのは苦手だったので、求人雑誌を見て小さなマーケティング会社に連絡して社長に会っていただき、できる仕事があれば社員というかたちではなく請負としてさせていただけないか、とお願いして手伝わせていただいていた。
ひとつ仕事をすることがまた別の会社の仕事につながったりした。当時、どんどん増えてきていたコンビニの出店調査やホテルの調査などもやった。
②のライター的な仕事は、これまた何もない状態で、大手出版社に電話して編集者に会っていただき、雑談だけして帰ってきた。半年後、再びお目にかかる機会があり、雑談で知り合いの女の社長さんの話をしたら、「おもしろいね、企画を作るから毎月書いて」と言われ、書いたものすら見せてなかったけれど、「ライター」になった。
③の講師業も、またある団体に電話をして会っていただき、1年後にセミナーの仕事をいただいた。後々、なんで仕事をくださったのか聞いてみたら「この1年で直接会ってくれと言って来たのが、たまさん(私、仮名)だけだったから」とのこと。
これをきっかけに何年間も毎年仕事をいただき、おかげで生活を支えることができた。
そう、気づいたのだけど、どの仕事もとっかかりの「きっかけは自分から」だった。もちろん、どんな仕事も、自分が見つけてアプローチして、から始まる。
何者かもわからずキャリアもない私に機会を与えてくださった方々がいて、何とかやってこれていたんだ。
考えようによっては、これって奇跡じゃない?私はいつも、どこかしらひねくれていてネガティブ志向だったけど、実は、めっちゃくちゃラッキーじゃない?
曲がりなりにも、自分から申し込んで、願った分野で仕事を作ってもらえてきたのだから。
「この世は幻想」…幻想の世の中で、私はいったい何をすれば…
ここ10年位は体力気力が落ちて、締切のある複数の仕事をこなしていく自信がなくなった。
それ以上に、これまではこの世で自己実現することに関心があったけど、いまや「この世は幻想」だ。この前提に立った時、何をとっかかりにしてこの世のことをしてよいか、わからなくなっている。
この世は自分の映し絵…「売上」はない、「コスト」もない。当然「利益」もなければ、地球温暖化も、地球も、私のからだもない!
でも、毎日のくらし、幻想とは思えないよね?
おカネは幻想だと思うけど、やっぱり節約しなくちゃね?
え、節約するってこと自体は、おカネをリアルにしてしまっている?
ぐるぐる…((+_+))
みんなが一生懸命に働いているとき、こんな問答だれにも相談できない(・・;) 四の五の言わず、働け!…ええ、おっしゃるとおりです。。。
おそらく、聖霊の声を聴いて、それに従って、やりたいことをやれば、いいんだろう。その聖霊さんの声がようわからん。聴けているのか、いないのか。
どっちにしても、恐怖心と罪悪感は赦して、インスピレーションを受けたと感じたことをやる、ってことだよね(おカネが尽きるまでは)。
それって、何かな?
私だって過去には初めての扉を叩くこともできた、それを開けてもらっていたんだ。その積極性は私のまだどこかにあるはず。
自分のやじるしをどっちに向けて、どのドアを叩いたらいいかな?
お家の売却が決まってからじっくり考えてもいいかな?これってまた先延ばしかな?