2021-06-09
9章の概要
ワプニック先生のテキスト解説本『Journey through the Text of A Course in Miracle(JTTA)』 “私の旅”はようやく2冊目へ。9章に入った。感覚的には遠くまで見通せない背の高い草木の間をてくてく歩いているような感じ。
この本を読みだしてから、ACIMの実践って本当に本当に難しいと思うようになりACIMに対するモチベーションがややダウンした。一方では自分にとって日常的なものになっているのかもしれない。
短距離走や中距離走で始めていたような気がするが、今はウォーキングだ。
さて、9章は節立てでいうと、以下の内容だ。
9-0 Introduction(序論)
9-1 The Ego’s Fear of the Atonement Principle(贖罪の原理に対する自我の恐れ)
9-2 Forgiveness: The Ego’s Plan(赦し:自我の計画)
9-3 Forgiveness: The Holy Spirit’s Plan(赦し:聖霊の計画)
9-4 True Healing(真の癒し)
9-0 Introduction(序論)へ
序論へ。本章の序論は1pにも満たない短いものだ。
それはワプニック先生の「奇跡講座のメッセージを一語で表すとしたら『赦し』になるでしょう。テキスト8章まで赦しの概念について言及し暗にテーマを伝えながらも実際赦しについて論じるのは9章になってからというのは興味深い点です。」という言葉から始まる。
赦しというのは、自我の投影を取り消すこととそのプロセスを指すため、投影を起こす自我の思考システムとその問題の理解が前提となる。
真の赦しである聖霊の計画と、偽りの赦しとも言える自我の計画が並置されており、聖霊の修正を見る前に自我の計画の方を見る。
そして赦しの議論に入る前に、今ではおなじみとなった心が聖霊を選ぶことに対する自我の恐れについて本章でも見ていくことになる。