2021-02-18
『The Artist’s Way』
昨日春子さんのブログにきっかけを得て、モーニングページを再開したことを書いた後、その頃(20年近く前)のことをつらつら思い出していた。
モーニングページというツールを提唱している『ずっとやりたかったことをやりなさい』(ジュリア・キャメロン著)は、たしか“創造性を回復する12週間のプログラム”と紹介されていた自己ワークブックだった。原題を『The Artist’s Way』という。私は、こっちのほうがシンプルでなじみがよくて、ずっと「アーティストウェイ」と呼んでいた。
人は誰でも創造性を阻まれている。阻んでいるのは、突き詰めれば自分の心の中の検閲官だ。それを心の中にいる「アーティストチャイルド」を癒して育て直すという観点から、様々なワークを通してやる。
思い返せば、このワークで第4週目に「自分の中のアーティストに買ってやりたいものをリストアップしてみよう」とあって、それがきっかけとなってカルチャーセンターのユング講座に通い始めた。
そこでは、写真や雑誌を切り張りしてたくさんコラージュを作ったことも思い出した。これは、心の中のイメージを目に見えるかたちにするもので、切り張りしたそれぞれのイメージが自分の心を象徴する断片だった。
アーティストウェイのおかげで40代は内面に意識が向かい、自分が被っていた薄皮を何枚か剥くことができ以前より楽に生きられるようになった気がする。
そういえば、去年ユング講座もやめちゃったな~
真の自己実現て
…しかし、『ずっとやりたかったことをやりなさい』の『ずっとやりたかったこと』って…?
ワークをやって何が発掘されたんだっけ?
思い返すと「自己実現を支援するセラピスト」だった。これを「美・楽・創・遊を通して」というのが、当時アーティストウェイから導き出された私のテーマだった。
今思うとちょっと気恥ずかしいな…(実現できてないし)
10年ひと昔。いや5年ひと昔の昨今。20年もあればいろいろ変わる。
今や自己実現する“舞台”であるこの世は『神の使者』(ゲイリー・R・レナード著、吉田利子訳、河出書房新社)3章でゲイリーさんが「声」から「ーこの世とこの世界のやり方を放棄しなさい。あなたにとって無意味なものとしなさい。」と言われたのに倣い私にとっても同じような位置づけとなった。
真の自己実現って、ACIMでの神の子としてのアイデンティティーを取り戻すことなのことかな。
自我のものの見方から聖霊の見方へと視点を転換させていくこと、玉ねぎの皮を剥くように少しずつ少しずつ意識化できた自我の部分を真実ではないと手放していくことが真の自己実現ということかな。
20年の時を経て、別の観点からアーティストウェイを見るのもいいかもな…