選考結果

2020-09-30

秋空

今日は爽やかな秋空だった。

選考の結果発表の日だった。

思えば3週間前に職業能力開発センターに申込書をもらいに行ってから、申し込み前に事前の見学会に出るべし、ハローワークの事前相談が必要だ、筆記試験の中学数学の復習だ漢字の書き取りだ、面接の準備だ…と、レールに乗って突き進んでいた。

しかし、選考日当日、肝心の面接でどうしたことか自宅の住所が思い出せず茫然自失。冷や水を浴びせられた気分になった。もちろん浴びせたのは私自身だ。

ふと立ち止まって考える。

これは、本当に私にとって必須なのか。本当にやりたいことなのか。

自分の心に問う。

…ビミョーではあるな。

このままでずっとはいられない、ひとりでいすぎだ。そろそろおカネも不安になってきた。何らか収入を得ることに近づきたい、手を打たねば…と思った。講座は私が20代の頃やっていた仕事のスキルを学ぶものでとっつきやすかった(30年も経っているのに!?)。

不安が発端なのかといえば、そうかもしれない。

本音を言えば、今のACIMの勉強を中心とした生活は非常に気に入っている。できれば、ずっとこのままでいられるならー。そう、何も決めずに先延ばししていたい。

この講座受講が私にとって持つ意味はー?

判断せずに静かに心の声を聞く。

「気休め」という言葉が浮かんだ。

ありゃ~

これでは…(~_~;)

気休めでもなんでもいい、ここから発展させていけて芽を出し葉が茂り実を結べそうならば…。

同年代が定年を迎えようとしている時期に私は何をやっているのか。

結果発表を見に行く

ともかく結果発表は今日だ。

結果は学校の前に張り出される。自分の住所を記載して切手を貼った封筒を託して郵送してもらうこともできたが(そうしてもらえば住所を答えられないこともなかったか)、私は愚直に見に行くことを選んでいた。

抜けるような青空、爽やかな空気に包まれて学校まで行った。

そして、張り出されている合格者の番号を目で追った。

…ない。

やっぱり。

もう一度見直したが、ない。

落ちた。

…かすかにほっとする部分もあった。

帰るか。

…と、合格者の番号とは別に、その下に小さな文字で3つの番号が並んでいるのに気づいた。

あ、私の受験番号。

「下記の番号の方は事務室までお願いします」とある。

事務室に行ってみた。

「補欠合格」だという。へっ、そんなのあるの?

辞退者が出たら繰り上げての合格になるのだとか。補欠者3名いたけどその何番目なのかな?

だいたい辞退者なんているのか。

受講前に就職が決まったり、辞めるはずの会社が辞めれなかったりするケースがあるのだと説明してくださった。

う~む。先延ばししたかった私の心を反映したかのような?

一週間後の指定日時に連絡がなかったらそれまで。

どう願えばいいのかな。

やっぱりこの機会にえいやぁ~と滑り込みたい?

いや不安から何かせねばと動くことには経験上発展性がない?

そもそもこんな中途半端ではだめか?

まず今表面化している恐れや社会に対する後ろめたさを手放すことから?

恐れから選ぶ必要はない、必要なものは必ず満たされる、という私の信条はどこ行った?

最近些細なことでも前よりビクビクするようになったな。

これも学習の“成果”なのか。

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