2019-05-06
大周り乗車というのをやってみた
帰省して戻るとしばらくは「東京での自分」を思い出すのに時間がかかる。実家と東京ひとり暮らしの家には“時差”があり、その1~2日くらい“時差ぼけ”になるのだ。(実家では「母の娘」に徹しきるためか)
体力ないうえ今回はぎっくり腰もあったし、なかなか動きづらかった。
ここ数年、時差ぼけ明けの私がまず最初にするのが『神の使者』の再読だ。分厚い本だし最後までいかないこともあるが、とりあえず前の自分を思い出すにはこれが一番なのだ。
で、平成最後の昭和の日、これを読もうと思った。でもGWさなか家の中でひとり読んでいるのも逆に落ち着かないかも?でもおカネの余裕も出かける先もないー。しかし旅気分だけでも。。
で、で、私が決行したのが「大周り乗車」。
JRには「大都市近郊区間」というものがあり、その区間内であれば最も近い方法(金額)で行ったと推測する、というものらしい。
もちろん改札の外には出られない。同じ駅から出発して同じ駅に戻るのも不可。ひと筆書きみたいに回るのだ。
以前ネットで見て興味を持った。JRにしてみれば迷惑な話だろうけど、、わびしい女ひとりの大周り、ゆるして。。。
サイト「JR大周り乗車ガイド」のモデルコース1(北関東コース)をちょいアレンジしてやってみた。
これは、東京-上野-大宮-小山-高崎-高麗川-排島-立川-武蔵小杉-川崎-東京と、1都3県を回るかなりな旅だ。(同じ駅には降りられないからどこかでひと駅分残す)
『神の使者』との大周り
もちろん旅のお供は『神の使者』。
なんだったら『神の使者』の旅に私がお供する、という気分だった。
クリスマスの週ゲイリーの元にアサンディッドマスターのアーテンとパーサが現れて…
最初は混んでなかったけど、乗り換え後は混んでいて立ったり、また座ったり。うとうとしたり。
お昼は高崎駅構内で「イカと長ねぎのかきあげそば」をいただいた。
初めて乗った八高線からの景色が美しくて癒された。
とちゅうどこの乗り換え駅か忘れたけど煎れたてコーヒーをいただき、
夕方またまた駅構内のラーメン。
いくらひとりでも楽し、といってもGW家族連れのなか本だけ片手に大周り…不気味なおんなであることは承知している。
最後、改札でSuicaをかざすとき、ちょっとだけキンチョ‐した。
ピッ!
「133円」「ありがとうございました」
おー、ほんとだ。最短区間分だけ。なんか感動。
ありがとうを言うのはこっちだよ、JRさん
あまりに揺られすぎて今度はぼわーんとしたまんま帰ったけれど、『神の使者』は半分位読めて、ここでの自分とACIMのことを思い出せた。
腰と目には負担かけた。でもなんか旅した感で満足。