2018-11-07
アルバイトの面接
月曜日午後いち。アルバイトの面接。
最後に履歴書を書いたのは10年以上前だ。写真ボックスで、3×4㎝の写真も撮って。
職種は、倉庫に併設された事務所内での事務。自宅から12分くらい。週3日からOK。
白ブラウスに黒ジャケット、紺のスカートにパンプスといういでたちで、えらくキンチョーして行った。
男性ばかり3人の小さな事務所だった。働きやすそうなアットホームな雰囲気だった。
「慣れてもらうのに、時間短めで金曜からでも来てもらおうか」と話しあっている。もう決まったかのような口調だ。
あ~、はい、喜んで参ります。
私が自分のフリーランス仕事のために作った会社がそのままで休眠状態に近いけれど閉じてはいないことが、やや引っかかる感じだった。
正直に書かない方がよかったか。けど、感触は悪くない。
「繁忙期は週4日、場合によっては5日ってのも来られますか?」
はい、なるべく合わせるようにいたします。
面接というのは、つい流れで相手方に合わせてしまうものだ。
具体的な仕事の流れを教えてもらい、
「他にも数名応募の方がいます、なるべく早く連絡します」とのことで帰っていた。
キンチョーが解けて、疲れた~
たった一時間ほどの面接だったけど、帰宅後どっと疲れが出た。そして安堵からなのか、すごい眠気。外が暗くなるまで、動けず横になっていた。
あ~、私、勤めるのか(時間で働くのが苦手で、時給換算すれば500円に満たないこともある請負仕事のほうを好んでやってきたのだ)
金曜から?
月水金、になるのかな?
だったら、平日、泊りの旅行のひとつでも行っとばよかったかな。
固定収入久しぶり、うれしいな。
この年齢の私を雇ってくれるのだから、まじめに仕事しよう。早く仕事を覚えて役に立てるようにしよう。
ちゃんと…
睡魔のなかで、というより眠りながら、これからのことをいろいろ考えていた。
フラレた!?残念だけど、、、これでいい
昨日の夕方、外出先から帰ってしばらくして、面接していただいた会社からのメールを発見。
「さっそくですが選考結果について連絡させていただきました。
大変恐縮ながら、今回はご縁がなかったということで
お見送りさせていただければと存じます。 」
!?
「このたび多数のご応募をいただいていたこともあり、
より適性に合ったと判断した方で決定いたしました次第です。 」
へっ、落ちた?
すぐ来て、みたいなトーンだったから、キツネにつままれたみたいだった。
でも、複数のなかで選ぶのだから、当然そんなこともありなん。
私がひとり目だったのかな。そして、続いて他の方に合ったら、こっちのほうがいいじゃん、となったとしてもおかしくない。
とはいえ、彼氏から突然フラレたみたいな気分だった。
しかし~!そもそも、すべて自分が見せている夢なのだから、このストーリーの監督は私だ。俳優は私の指示どおり動いたまでだ。
すでに“そこで働く気”を作っていたから、正直残念だった。
一方で、ちょっとだけ、ほっとしている自分もいた。
そもそもおカネがなくなる恐怖感から、ポチっとした。
でも、1日に出かけた「小さなこころ旅」では、「ふくろうの森」カフェで自称「旅する発酵料理家」の美しいカフェ店員さんに、「リスクをとって好きな道に進んでいいのよ」と、マジカルなお茶で背中を押された。
その方向と、今回のバイトは道が逆行していると言えなくもなかった。
そう…、これでよかったんだ。
引きこもっていたのが、面接まで行けたというのは、ある意味前進だし。
いい歳して何やってんだか、とも思うけど。変わり者偏差値上昇中、、もう歳だって気にしなくてもいいんだよな~