今朝の夢ー父が家を建ててくれている

2018-04-13

ユング講座で夢のはなしを聴いてもらった

月一度通っているカルチャー、ユング心理学の講座では、受講者が見た夢のはなしをする時間がある。私もおとといの講座で3月末に見た夢について話した。

引っ越しが決まっていてその物件の再内覧に行くという夢。引っ越し&再内覧に行くという点まではゲンジツに沿っているが、物件は実際のものと違っていた。

ちょっとした体育館くらいの広さがあり、メゾネットタイプで2階に玄関があり1階へ下りていくつくり。真ん中には大きな吹き抜けがあった。2階のバルコニーの先は大海原で波が押し寄せている。おもしろい、よい部屋だった。

これともう一つ、幼馴染に会う約束をしているけどなかなか会えない、という夢を話した。

先生は私の話を聴いて、母の介護とも関係していると話された。2階は頭で、1階は心を暗示している。

「あなたは2階(頭)の分野が得意かもしれないけれど、今後1階(心)を用いねばならずそこではシャドウ(自分の影)と対峙しその部分を使っていく必要もあるだろう。自分が主人公ではやれないかも。覚悟が要りますよ」とおっしゃった。

それから、「吹き抜け」の家は、「父の不在」を意味すると。そして、「お父さんに感謝をささげなさい」とおっしゃった(先生はユング心理学を踏まえつつ独自の解釈をなさっている)。

私は、それを聴いて亡き父のことを思い出し、改めて「ありがとう、お父さん」と思った。

今朝の夢に父が出てきた

そうしたら、今朝の夢に父が出てきた。

夢の中の父は、私の家を建ててくれていた。木造2階建ての一軒家。大工さんみたいに本当に父が建てている。材料となる丸太を何本も右わきに抱え歩く後ろ姿を見て「お父さん、すごい」と頼もしく思っていた。夢の中の父は40、50代位?若かった。

起きてから、とてもうれしくなった。晩年の辛そうな父ではなく、活力に満ちた父に会えたこと。その父が、自らの手で私の家を作っていてくれたこと。

夢は潜在意識のスクリーンに映されたものだと考えると、夢の中の家は、自分の心そのものかもしれず、引っ越しの夢を見るのは、やはり変化時なんだろうなぁ、と思った。

今回、父が手づから私のための家を作ってくれている!

父は亡き父であり、神なる父(もちろん神なる母でもある)であるとも解釈できた。

私の心の内には父が作ってくれている家ができつつある。いずれ私はそこへ引っ越せるだろう。

父は私の感謝に応えるかたちで、夢を見せてくれた。私は守られている。なんてありがたいことだろう、と思えた。

そのありがたい気持ちや、護られた感が、エゴの不平不満に満ちた私のなかでどれくらい続くかわからない。でも、動けていない自分に対して焦りや恐怖感で固まっていたのが、焦らず、ぼちぼち、行くかな…、という気になれてきた。