2016-01-21
毎日いろんなことがあって目の前のことに対応するだけで日々が過ぎていくけど、ふりかえって、
「ああ、あの時が転換点だったのかな」と思うことがある。
私にとっては、2012年4月20日、『奇跡講座』を紹介した『神の使者』という本を図書館で借りたことが、それだ(同書の中では『奇跡のコース』と訳)。
最初は、何だか読みにくくてむずかしい本だな、という印象だった。しかしゆっくり読み返すうちに惹かれるものがあり、近くのブックオフで見つけて購入、その後続編となる『不死というあなたの現実』も見つけて買った。
よくわからないながらも、読み進めるうちに、「すごいことが書いてある」と、興奮したのを覚えている。
この2冊は、著者ゲイリーの前に、ある日現世から天上界へと上ったアサンティッドマスターの兄妹が現れ、ゲイリーにこの世の「しくみ」を教える、というもの。
これだけ聴くと、天使とかが出てくる「スピリチュアルな本」という感じだし、そしてアサンティッドマスターの兄妹とゲイリーとの対話形式で進む話は軽妙でもあるのだけれど、内容はあまりに荒唐無稽で衝撃的だった。
だって、この世はすべて幻で、私たちは壮大なバーチャルリアリティの中にいるというのだから…。
一方で、腑に落ちる、とも思った。この世はおかしい、どうしてこうなのか、と思えていたことが、アサンティッドマスターが教える見方で見ると、「なるほど、そうだったのか」と納得できるようにも思えた。
『神の使者』と続編『不死というあなたの現実』でアサンティッドマスターが展開するこの世のしくみは、『奇跡講座』の教えに沿っている。『奇跡講座』の世界観を平たく口語調で表現したのが、『神の使者』と言ってもいいだろう。
そこから、私の『奇跡講座』への興味が始まった。