奇跡講座とは

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『奇跡講座とは、本の名前で、原題A Course in Miracles(ア・コース・イン・ミラクルズ)」を訳したものです。「奇跡のコース」や「ACIM」などとも呼ばれています。

1976年米国で出版されて以来、20か国語に翻訳され、累計販売数は200万部以上と言われています。

日本では、2010年12月に邦訳『奇跡のコース 第一巻/テキスト』(ナチュラル・スピリット社)が出版されました。その後、Foundation for A Course in Miracles (FACIM)公認版『奇跡講座 テキスト編』が2013年6月に出版されました。

イエス・キリストのことば

『奇跡講座』を書いたのは、ヘレン・シャックマンというニューヨーク市にあるコロンビア大学医学部医療心理学科の教授です。が、正しく彼女が自ら「書いた」のではなく、「声」を聴きそれを同僚だったウィリアム・セットフォード教授の協力を得ながら7年の月日をかけて書き起こしたそうです。

そしてその「声」の主はイエスキリスト(の霊)だと言われています。

すなわち、『奇跡講座』のじっさいの著書はイエス・キリストということになります。

しかし内容的には聖書に記された内容とはまったく異なります。聖書はその時代の様々な考えや思惑が重なってつくられ、キリストの真意とは異なるものになったといいます。したがって『奇跡講座』は「キリストによる聖書の修正」と位置づけられてもいます。

ここで重要なのは、これがイエス自身によるメッセージか否かということより、このメッセージが今の自分に訴えてくるものがあるかどうか、という点ではないかと思います。

3部で構成

『奇跡講座は、「テキスト」と「ワークブック」、「教師のためのマニュアル」の3冊から構成されています。

「テキスト」(英語版で669ページ)は、基本となる世界観・考え方を説明する、文字どおりのテキスト、教科書です。理論よりも、考えを知り実践することに重きが置かれています。

「ワークブック」(英語版で488ページ)は、テキストの考え方を学び身につけるための自習のレッスンで、全部で365つあります。「1日1つ以上進もうとしないこと」という注意がありますが、かける時間はそれぞれの学習者に任されています。毎日1つずつ行えば、1年で終わる計算、ですが、ふつうは1年以上かかります。

「教師のためのマニュアル」(英語版で92ページ)は、テキスト、ワークブックを進める際に疑問になりそうな点について、Q&A形式で書かれています。ワークブックを終えた学習者が新たな学習者を導くためのガイダンスとしての役割を果たすものです。